世の中、やっぱりうまくいかない
Posted by みら on 8 0スズメ(House Sparrows/Tree Sparrows)は、英国では絶滅危惧種(レッドリスト)入りしていて(>> Red list species -JNCC-)、確かに、庭でも町でも、ほとんど見かけなくなった。
そんなわけで、この春、スズメがうちの庭にやってきたときは、なんだか素直にうれしくなった。スズメ用に餌台も作り、同じくレッドリスト入りしている"Song Thrushes"(ウタツグミ)や、普通に多い(笑)"Greenfinch"(アオカワラヒワ)や"Chaffinch"(ズアオアトリ)なども毎日来るようになり、朝の楽しみが増えた。
…そして、ハリネズミ(Hedgehog)も、なぜか4匹に増え(笑)、ペットの飼えない借家暮らし(悲…)の中でも、ひそやかな楽しみを見出していた今日この頃。
キッチンのドアの前で待っているハリネズミ(笑)。↓
今日の午後、夫が鳥の餌台を修理しているとき、隣家の動物嫌い氏が、「餌を撒かれるのは迷惑」とクレームをつけてきた。
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野鳥や野生の動物(ハリネズミ)を庭に呼ぶことで、他にどんな動物(ねずみ…とかね)が出てくるとも限らず、非常に迷惑…なんだそうだ。…で、もし次に小動物を見たときには、町の駆除係に電話して毒をまいてもらう!…と脅された。
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ハリネズミがいて、レッドリストのスズメもいるとなると、いくら町の駆除係といえども、毒はまけんのじゃないか?とは思うのだが、しかし昼間にじいさんが勝手に文句をつけた場合、どんな風にことが進むともわからん。
確かに野ねずみは人間に嫌われるのかもしれないけど、でも外で遭う限りはいいんじゃないのか?と思う私は甘いのかなぁ。(*このあたりは、町中の新興住宅地なので、ねずみともほとんど遭わないのだけどね。)
以前、日本カモシカさん(イギリス、サバイバル日記)が体験されたひどい隣人のエントリーを読んで、「許せないっ!」と憤りましたが、私も似たような体験をすることになりましたわ。泣
うちの隣人のじいさんは、子どもたちにもFワードで罵るタイプで(息子いわく)、煙たがられている存在なのだけど、これでうちが"純イギリス人の家族"だったら、態度も違うのかなぁ?と、ちょっと考えてしまったりもする。
いずれにしても、野鳥やハリネズミをみすみす見殺しにするわけにはいかないので、専門家の意見も聞いてみようかな…と思いつつ、「引っ越したい!」と、また考えてしまいましたわ(笑)。
>> The Wildlife Trusts
>> Save the sparrow: Ten ways to attract birds (Independent)
>> Protecting Britain's biodiversity: Go wild in your garden
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