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What doesn't kill you

Posted by みら on   2  0

次のエントリーの前に、やはりもう一ステップ。

3月13日(水)がちょうど四十九日で、でもそれを数えていたわけでも何かを期待していたわけでもないものの、変化は起こりました。
それまでの「振り返る」から「前を向く」に、気持ちの向きが変わった、かな。
直前の11日(月)と12日(火)は思い出濃厚な場所に出張(一泊)で、11日の晩は思い切り落ちましたが、でもそれで底を叩いて、それからは憑き物でも落ちたように亡霊から解放されていきました。

そのときにずっと聴いていたのが、コレ。

Kelly Clarkson - Stronger (What Doesn't Kill You)



Lyricsがどんぴしゃ。
もちろん数週間前まではまともに聴けなかった曲ですが(こんな気持ちには全然なれなかったので)、いまでは素直に頷けるところ多しで、「はぁ、一山超えたな」という気分になりますですね。

Thanks to you I got a new thing started
Thanks to you I'm not the brokenhearted
Thanks to you I'm finally thinking about me
You know in the end the day you left was just my beginning



とことん極端な性格なので、落ち込むときも死ぬほど落ち込みますが、上がり始めると早いね。
自殺の背景もその後も、いろいろどろどろしたものとか(昭和の映画風)あったので(実はね)、私の場合他のケースとは違うと思いますが、長く複雑な2ヵ月でございました。なんせ根が単純なので、こういう複雑さには対処できないのね、私。

その間、見守ってくださったみなさま、ありがとうございます。
また改めて個人的にお礼申し上げたいと思いますが、本当に本当にありがとう。私はだいじょうぶです。

みら

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It changes you.

Posted by みら on   2  0

BBC Two 「This World」の"America's Poor Kids".
アメリカの貧困問題を子供の目からとらえた番組。3家族を追っているのだが、その子供たちがあまりに大人で賢く、はっとさせられる。中でも11歳のセーラ(Sera)の言葉は深すぎて痛みを覚える。

It's just annoying that people say: "Oh it doesn't matter. It's just a little problem. It's over now, get over it."

"No. It's not over. It changes you. I maybe still the same old obnoxious Sera, but deep down, I'm a whole new person, well I'm a whole different person."




事情も環境も、もちろん年齢もまったく違うけれど、この感覚はよくわかる。私自身、2012年までの自分に戻ることはもうないと感じている。自分の中の何かが原型を留めないほどに砕け散ってしまい、そのときは気が付かなかったものの、それが「私」を作る要素のひとつになっていたんだなと、今になってわかる。見た目は同じでも、古い私は既に死んでいる。いまいるのが新しい私かというとそれもわからない。海外に長く住んで、アイデンティティ・クライシスなるものとも直面したけれど、オリジナルなおおもとの自分が死んでいるので、その感覚とも全然違う。幽体離脱して自分を客観視しているみたいな日常。苦しい。

Grief is forever

Posted by みら on   2  0

ひとは、いままで経験したことのないような痛みや悲しみに遭ったとき、まずは自分の過去の引き出しをすべて開けて、何かそこから解決策を得ようとする生き物のようです。私の場合も、なんとか過去から掴めるものはないか、暗闇の中を必死で探して回りました。母を含め、自分に近いひとの死にも何度か直面しています。そのときはどうだったか、どのくらい立ち直るのに時間がかかったか、どんなことをしてきたか、思い出の周辺を何度も彷徨いながら、手がかりを見出そうともがきました。

が、「自殺で最も愛する人を喪った哀しみ」に相応する哀しみや苦しみはないのです。それが1ヶ月で見つけた答えでした。

Some of the most challenging work a suicide survivor can do is to pray. To pray fully, survivors must bring all of themselves to the prayer: their anger, disappointment, fears, insecurities, and why's. I bring all of me into an encounter with God, aware that nothing in the human experience, or the human response to the ambushes of life, is alien to God.
― Harold Ivan Smith


Her grief would run its course, like a fever, and release her when it was spent. He would not shush her or tell her it was God's will and that her da was better off. That was rubbish and they both knew it. When something hurt as bad as this, you had to let it hurt. There were no shortcuts.
― Jennifer Donnelly, The Tea Rose



ただ、いくつかの言葉(本でも見ず知らずの方にかけていただいた言葉でも、友人からのものでも)には助けられました。
エリザベス キューブラー・ロス(Elisabeth Kübler-Ross)は、前から彼女のこの言葉が好きだったのですが、

The most beautiful people we have known are those who have known defeat, known suffering, known struggle, known loss, and have found their way out of the depths. These persons have an appreciation, a sensitivity, and an understanding of life that fills them with compassion, gentleness, and a deep loving concern. Beautiful people do not just happen.



今回も、場面場面で救われました。

The reality is that you will grieve forever. You will not ‘get over’ the loss of a loved one; you will learn to live with it. You will heal and you will rebuild yourself around the loss you have suffered. You will be whole again but you will never be the same.
― Elizabeth Kubler-Ross and John Kessler




On Grief and Grieving: Finding the Meaning of Grief Through the Five Stages of LossOn Grief and Grieving: Finding the Meaning of Grief Through the Five Stages of Loss
(2007/06/05)
Elisabeth Kubler-Ross、David Kessler 他

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変な話ですが、遺体が発見された1月24日から会社は一度も休みませんでした。
私は日本、彼はイギリスと、場所は分かれていたものの、同じプロジェクトに関わっていたので、仕事をするときは釘の上を素足で歩くように辛かったです。2月半ばの滋賀県出張だけは、彼との思い出が詰まり過ぎている場所だったので、これだけはなんとかはずしていただきましたが、職場ではいつも夢遊病者のようでした。
こう書くと同業の方にはお叱りを受けそうですが、ただ同時通訳をしている時だけは比較的楽で、使う脳の部分でも違うのでしょうか、同時通訳の仕事だけは他の拠点からのものでも積極的に引き受けました。

心療内科を勧められたりもしましたが、見知らぬ人と話をして癒されるものでも薬で癒されるものでもないことは、経験上わかっていたので(それに、睡眠薬が効いたことないし)、パスしました。
彼の葬儀の日(実はここにもかなり複雑な思いがあるのですが、あまりにもプライベートになるので、ここでは書かずにおきます)、非常に不思議な経緯を経由して子猫を家に迎え入れるることになったのですが、(実際、彼の意思が働いているとしか思えないような経緯でした)、それで「猫が救ってくれれば...」と言ってくださった方もいましたが、実際、心に開いた空洞は救えるようなものではなく、また体重1キロほどの猫にそんな大きな役目を押し付けるのも傲慢な気がして、あくまでも流れの一部としてとらえています。ただ、息子にとっては、この時期かなり貴重な家族になったようで、「妹」として世話も焼いてくれています。息子の猫になりそうです。
猫白血病も猫エイズも陰性で、ワクチンも済ませ、あとは半年後に避妊手術ですね。

“You’ll get over it…” It’s the clichés that cause the trouble. To lose someone you love is to alter your life forever. You don’t get over it because ‘it” is the person you loved. The pain stops, there are new people, but the gap never loses. How could it? The particularness of someone who mattered enough to grieve over is not made anodyne by death. This hole in my heart is in the shape of you and no-one else can fit it. Why would I want them to?”
― Jeanette Winterson, Written on the Body



話は元に戻りますが、今回一番気持ちを分かち合えたのは、やはり彼の家族(ご両親と妹さん)かなとは思います。
亡くなった場所にもいずれは行くべきと思っているのですが、正直まだ自分を正気に保てる自信がなく躊躇しています。これから来る「Inquest(審問)」には行くつもりでおり、それまでにもう少しだけでも強くなれればいいのですが。

イギリスから戻ったのが1月5日で、彼のいないヒースローに戻る勇気が、まだ全然ないのです。

Norwegian Wood

Posted by みら on   1  0

引用です。

No truth can cure the sorrow we feel from losing a loved one. No truth, no sincerity, no strength, no kindness can cure that sorrow. All we can do is see it through to the end and learn something from it, but what we learn will be no help in facing the next sorrow that comes to us without warning.



どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。



ご存知の方も多いかと思いますが、中学の頃から村上春樹はいつも本棚にありました。ヨーロッパ時代もずっと一緒でした。ただ、ブームとかがあまり好きではないせいもあるのか、「ノルウェーの森」だけは2度くらい読んだだけで、また読み返そうとは思わなかった数少ない村上本です。

しかし、いまの自分の気持ちを表現するのに、これ以上ぴたりとくる文章はなく、しみじみ深いため息をついてしまいました。
さすがだ。

彼には、「国境の東、太陽の西」と「ダンス・ダンス・ダンス」の英語版を贈ったな。
ビートルズの「Norwegian Wood」はよく二人で聴きました。
みんな死んじゃうなぁ。


ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)
(2012/03/13)
村上 春樹

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恋人を自殺で喪うということ

Posted by みら on   15  0

2013年1月23日。最愛の彼が自ら命を絶ちました。
彼の一番好きだったDorsetの海岸での死でした。

お互い2度目の将来を約束し、またこの春からは二人の新生活をイギリスで始める予定で、本当にその直前でした。
日本時間の月曜日の早朝までは、いつも通りに会話し4月からの計画も話し合っていたところでした。本当に絵に描いたように幸せでした。彼にある事件が発生したのがその直後で、その報告を受け、夜を徹して話し、私は彼を助けたつもりでいましたが結局救えませんでした。

鬱やメンタル系のトラブルもなく、どちらかというと脆い私を「これからの二人の幸せのために生きろ」といつも叱り飛ばしてくれた人で、職場の同僚が最後に見た彼もいつもと同じように明るく、なぜ彼がひとりで死の道を選んでしまったのか、今となっては誰にもわかりません。直接の引き金となった出来事も、これから十分に二人で解決できる内容で、私も最後に遺書がメールで届くまでは、いえ、遺体が発見されるまでは、この選択の可能性さえ考えもしませんでした。
一人で自分を必要以上に責め、私のことも未来のことも理性もまったく忘れるほど自分を追い込んでしまったのかもしれません。

今、一人遺された私が抱えるのは、哀しみ以上の喪失感と無気力感。
自分の感情に対峙すると発狂しそうになるので、いまは感覚や感情もすべて麻痺させて生きています。
実は生きる気力もあまりなく、日一日を無駄に呼吸しながら、目の前にあるものをひとつひとつ片づけながらの生活です。

周りの景色から色がすっかり消えました。
本当に、色がモノクロに変わるんだなぁと、それだけは実感しました。

長い間生きてきて、悲しいことはたくさん経験してきたつもりでした。
最初の婚約者は白血病で亡くなり、母もすい臓がんで亡くし、その後、ひどい鬱も経験した後、次は元夫のアルコール依存症との戦い、日本移住、そして離婚。その直後に彼と出会い、想われて想われて押されて乞われて私の気持ちも傾き、自分のこれからの人生も彼と一緒ならと決意して、そしてこの別れ。

「父親」を失うのが2回目となってしまった息子が抱える痛みも想像以上のもので、いまは二人でより添うようにしています。

先週末から別のレベルの痛みと絶望感に襲われ、どういうわけか「書かなければ」と思い立ち、書き始めてみました。
重い内容で申し訳ありません。心の整理のために、しばらく思いを書き続けるかもしれません。聞いて(読んで)いただけるとありがたいです。

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