クリスチャン・ベール逮捕 !?

2008年07月23日 08:34



この夏の最大の楽しみといえば、「The Dark Knight」.
私など、2005年の「Batman Begins」以来、ずっと待ってたくらいだし(笑)、またまたポスターももらってきちゃったし(感謝!> G)、この町に来るのはかなり遅いけど(orz)、これさえあれば、寒い夏もこわくない(嘘)。
>> Batman Begins

米での興行成績もかなりのものだそうで、最近はレビューチェックに余念がありませんが、やはりこの映画、話題になっているのは、亡き(号泣)ヒース・レジャー [Heath Ledger] と、名優、マイケル・ケイン [Sir Michael Caine]。
うちの息子にしても、この映画に付き合ってくれるのは、「The Joker、最高!」だから......とのこと。orz

でも、いいのさ、いいのさ。腐っても主役。いずれ、クリスチャン・ベール [Christian Bale] の話題にもなるだろう…と思っていたところへ飛び込んできた見出し。

*クリスチャン・ベール逮捕!
なぬっ!??

とはいえ、4時間の事情聴取のみで釈放されたそうですが、逮捕理由の「殴りかかった(...のかなんなのかは謎)」相手が母と姉っていうのは、なんだか事情ありげ。

>> Batman actor Christian Bale released after assault allegation arrest (Telegraph)
>> Batman star bailed over 'assault' (BBC)

「The Dark Knight」のロンドン・プレミエのため滞在していたドーチェスター(Dorchester Hotel)にて、日曜日に"事件"は起こったそうで、かなりの家庭的事情な模様。「被害者」の母と妹は口を閉ざしているし、クリスチャン自身も、暴行(?)を否定しているらしいです。

そんなわけなので、出てくるのは、彼の生い立ちを追ったこんな記事。
>> Christian Bale: Boy from the circus who was a star at 13 (Daily Mail)

ふううむ。ほしかったのはこういうプライベートな話題じゃなかったんだけどなぁ。



The Edge of Love

2008年07月23日 07:06

The Edge of Love」観ました。
結構豪華な顔ぶれ(キーラ・ナイトレイ、シエナ・ミラー、キリアン・マーフィー、マシュー・リース)ですが、あまりにウェルシュ過ぎて、日本での公開はないでしょうかね・・・。

ボブ・ディラン [Bob Dylan] の名前の由来になったとも言われている、ウェールズが誇る...(本人はウェールズぎらいだったそうですが..)奔放で波乱の人生を送った詩人(代表作は「Under Milk Wood」)、ディラン・トーマス [Dylan Thomas] の1940年代を、ふたりの女性を中心に描いた作品。時代は第2次世界大戦下。
ふたりの女性とは、妻のケイトリン・マクナマラ [Caitlin MacNamara] (シエナ・ミラー)と、幼馴染みでディランに想いを寄せつつも、別の男性ウィリアム・キリック [William Killick] (キリアン・マーフィー)と結婚していく、ナイトクラブ・シンガー、ヴェラ・フィリップス [Vera Phillips] (キーラ・ナイトレイ)。彼らの三角関係を軸に、ウィリアムの戦争トラウマと嫉妬が複雑に絡んでいくなかで移り変わる心の機微、女の友情、そして事件…。ディラン・トーマスの話というよりは、妻と恋人(人の妻)との友情のストーリー。

それぞれ実在の人物だし、最後の事件も本当にあった事件なのですが、しかしこの4人の間の三角関係だの四角関係だの恋だの愛だのは「あり得ない」というのが、ディラン・トーマス関係者のみなさんの談話。

妻・ケイトリンは激情の女性で、自身もかなり奔放であったにもかかわらず、夫・ディランの派手な女性関係に、殺意に近い嫉妬を抱いていた…っていうのは有名な話で、それを考えると(いや、それを考えなくとも...笑)、「夫の恋人との友情?まさか...」と思うし、いずれにしても、シエナ・ミラー [Sienna Miller] のケイトリンは映画の中ではちと大人し過ぎて、もう少しパンチがほしかったかなぁ…と。
ただ、全然期待していなかったわりには、シエナ・ミラー、いけてました。

映画のレベルを確実にワンステップ上げていたのが、キリアン・マーフィー [Cillian Murphy]。さすがにうまい。
キーラ [Keira Knightley] も悪くはなかったけれど、私にとっては彼女はいつもワン・ダイメンショナルで、面白みに欠けるな・・・と。ただ、この映画の中での彼女は、ものすごおおく奇麗でしたっけ。映画内で頻繁にクローズアップされる深紅の口紅と陶器のような肌が、ゾクっとするほど妖艶。歌の下手さ(笑)がかすみました。歌とともに、ウェールズ語訛りもかなり下手でしたが。>キーラ ついでに、しっかり脱いでます。(>> キーラ・ナイトレイは映画で脱ぐのが大好き
マシュー・リース [Matthew Rhys] は、脇として堅実。実際、ディラン(トーマス)は、こんなに良い人じゃあなかったろうが…ってのはありましたが(笑)。(きれいなアル中になってたしなぁ。美化し過ぎだよ(不満))。

あと、映画のなかとはいえ、実に現実的だったのが(笑)、ウェールズの暗い灰色空と雨と海風と貧しさと。
ケイトリン(シエナ)が、「Bloody Wales!」と吐き出すセリフがありましたが、(ちなみにケイトリンはアイリッシュ)、場内でもくすくす笑いが・・・(笑)。

-------
ところで、去年の7月、撮影場所でもあった近くのニュー・キー(New Quay)に遊びに行ったとき、「おお、絵になるなぁ…」と撮ってきた写真がこれ(↓)。






…で、その場所が映画の中に出てくると(↓)、思わず身を乗り出してしまうものですわね。
びっくりしたぁ〜(笑)。


IGN: The Edge of Love Review:より)



ちなみに、ディラン・トーマスにも縁のある、ミッド・ウェールズのニュー・キー(New Quay)の町って、こんなです。時代が完全に止まってます。








ここはイルカに会える海岸としても有名で、ボート・ツアーもあり、晴れた日にのんびり人気のないビーチで本を読むには最高です。

-------
過去記事
>> 撮影

In the Valley of Elah

2008年03月07日 11:41



In the Valley of Elah」を観てきました。
仕事疲れのせいで、なかなか入り込めなかった前半に比して、後半は真におそろしく、冷気がじわじわと身体を伝わってきました。最後はコートを重ね着しても、悪寒で震えがくるほど。
アメリカで生活していて、さらに「軍」を知っている人が見たら、感じ方が全然違うのだろうなぁ...と思いましたが、「戦争」のこわさを「戦争」を直接に見せずに語る切り口が本当にこわい。頭ではわかっているつもりになっていた、帰還兵の心の傷やPTSDについて、改めて考えさせられる作品でした。

日本ではこれから公開だそうですので、詳しくは書きませんが、やはり「The Valley of Elah」(エラの谷)の意味を知ってから観るほうが、より深く考えさせられるんじゃないかなぁ…と。
「告発」(邦題:「告発のとき」)っていうのは、少し違うんじゃないか?とも思いましたが、日本語で「エラの谷」では、"ファンタジーっぽくてサスペンスの雰囲気が出ない"ということらしいです。(>> 担当の方のインタビュー

旧約聖書サムエル記に登場するペリシテ人(Philistines)の巨人兵士ゴライアス/ゴリアテ(Goliath)を相手に、子どものダビデ/ディヴィッド(David)が勇敢にも戦い、投石によって巨人を倒した場所が、「エラの谷(The Valley of Elah)」。
映画の中での、ゴリアテとダビデの解釈は、観る人それぞれがそれぞれに解釈できるんじゃないかと思います。これらは、戦争にもアメリカそのものにも兵士たちにも当てはめられるし、登場人物としての、ハンク(Hank Deerfield)やエミリー(Emily Sanders)たちの戦いにも当てはめられるし、それがまた映画の深さにもなっていたように思います。

トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones)はさすがに良かったですが、ただいまだに、「No Country for Old Men」の衝撃が抜け切れていないので(笑)、今回は、シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)にびっしびしに惹きつけられました。美しい立ち姿。そして鼻の絆創膏がまた美しい(笑)。
そうそう。「No Country for Old Men」のジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)にも、あの太ったおばさん(Kathy Lamkin)にも再会できて(笑)、懐かしゅうございました。

The Diving Bell and the Butterfly

2008年03月06日 07:03



The Diving Bell and the Butterfly (仏:Le Scaphandre et le papillon / 日:潜水服は蝶の夢を見る)」を観てきました。
ジャン=ドミニク・ボビー(Jean-Dominique Bauby)の左目と心を通して伝えられる映像と言葉の美しさと悲しさとおかしさと痛々しさと、そして秀逸なカメラワークとスクリプト。秀作でございました。
実話なだけに、ストレートに心に響くものがありますよね。
そして忘れられないこの一言。

I decided to stop pitying myself. Other than my eye, two things aren't paralyzed, my imagination and my memory.


想像力と記憶が人生を過酷にすることもあるけれど、しかし、ジャン=ドーのイマジネーションと過去の思い出が、いかに彼を生かし、そして一冊の本を書き上げるに至るか…というのは、映画の中でも非常に感動的に語られています。

多くの男友達が、「涙なしには見られなかった」と薦めてくれて、観終わったあとにも、「泣いたでしょ?」と聞かれましたが、いや、実はそこまでは入り込めなかったです。本当に良い作品ではあったけれど。
それでも一番ぐぐっときたのは、スウェーデンの笠 智衆、マックス・フォン・シドー(Max von Sydow)。名優ですね。

ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)の奥様でもある、エマニュエル・セニエ(Emmanuelle Seigner)(映画では、ボビーの子どもの母親役)を見て、つい「The Ninth Gate」を思い出した…なんて方はいない…でしょうかね。ふ。
そういえば、ボビー役は、最初ジョニー・デップに決まりかけてたそうですが、それだとなおさら「The Ninth Gate」だったので(笑)、マチュー・アマルリック(Mathieu Amalric)でよかったです。はい。

スピーチセラピストのアンリエット役の、マリ=ジョゼ・クローズ(Marie-Josée Croze)は、私にとっては(しつこいですが…笑)、やっぱり「Tell No One (Ne le dis à personne)」。
お美しゅうございます。
話がいきなり飛びますが、「Tell No One (Ne le dis à personne)」のギヨーム・カネ(Guillaume Canet)監督の現ガールフレンドが、オスカーの主演女優を取ったあとに、「9/11」間抜け発言が明るみに出て、いきなり叩かれてしまった、マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)。別れた奥様は、「Copying Beethoven」のダイアン・クルーガー(Diane Kruger)でした。

ところで。彼の唯一動く左目が、同時にこの映画のカメラでもあったわけですが、最初と最後、まるで水の中から外を見ているかのように映されるシーンがありましたよね。
実は個人的に、あの映像には記憶があって、しばし過去を回想してしまいました。
私が自分の目の角膜移植手術をした際(もう15年くらい前のことですが)、手術台の上で見た「無影灯」と眼科医の手は、あんな風に、水の中から見るようにみえましたっけ。
もう片方の目も、失明する前に角膜移植をする予定なのですが、それを勧める医者(ドイツ)と止める医者(日本)と、運命に任せる自分がいて、さてどうなることやら…。ここ(英国)では絶対に何もしませんが(笑)。

さて次は、「In the Valley of Elah」です。

ブーリン姉妹

2008年02月24日 09:01



フィリッパ・グレゴリー (Philippa Gregory)さんの、ベストセラーになった原作本は、まだ読んでません。
...が、映画は一応観たいかな...と。>The Other Boleyn Girl
なんせ、衣装デザインが「Shakespeare in Love」「The Aviator」...etc.,のSandy Powellらしいんで、彼女の絢爛な美の世界にも魅了されたいゾ…と。
>> Sandy Powell on what it takes to be a costume designer (Times)

ただ、エリック・バナ(Eric Bana)のヘンリー8世なんて考えられませんっ(笑)。
予告編を見ても、「どうも違和感...」だったので、実は映画もさほど期待してはいないんですが、ま、歴史ものというよりは、娯楽の要素のほうが強そうなので、ま、いいか…と。
役者に関しては、主役3人が全部外人(アメリカン+オーストラリアン)てことで、英国では、「ちっ」って声も多いそうですが、ま、でも最強のエリザベスも、オーストラリアンのケイト・ブランシェットが演ってますし、ね。ブリティッシュ・アクセントを習得して、さらに演技が上手ければどうでもいいかも。(娯楽だし…。)

さて、アン(Anne Boleyn)と、"The Other Boleyn Girl"であるメアリー・ブーリン(Mary Boleyn)姉妹。
これを演じるのが、ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)(=アン)と、スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)(=メアリー)ですが、過去の肖像画(AnneMary)と照らし合わせると、(国籍はともかくとして)かなりぴったりでおののきます。(いや、そこまででも...。)

-----
ところで、この映画でやはり楽しみなのが、ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)と、クリスティン・スコット・トーマス(Kristin Scott Thomas)。
カンバーバッチについては、「Amazing Grace」のときにも書きましたが、非常に上手いんですよね、彼。んで今回は、メアリーの夫役のようです。
クリスティンは、言わずと知れた「The English Patient」(>> The suprasternal notch -胸骨頚切痕-)の彼女ですが、去年の「Ne le dis à personne」も良かったです。
英国人ですが、フランス語も母国語並に堪能。フランス人医師と結婚していましたが、最近別れたんでしたっけ。素敵な40代でございます。ブーリン姉妹の母役ですね。ほお。

-----
英国公開時には日本に帰ってそうなので、フライト中に見られることを、念。

No Country for Old Men

2008年02月21日 09:43



暴力には暴力の道があり、結局それは、正義だの法だの良心だの、そんなものでは太刀打ちできないわけで、運命の流れで「暴力」と邂逅してしまったら、その先にあるのは「死」でしかない。「暴力」がコインをフリップして、裏か表か(Head or Tail)聞いてこない限りは...。

…と思った、情け容赦なくおっとろしい映画でした。>「No Country for Old Men

いまだに目をつぶると、「血」「死体」「血」「死体」「血」「死体」「血」「死体」...です。
んが、不思議にグロテスクに思えなかったのは、すべてがメタファーになっちゃうからなのかもしれません。
さらに、こんなにおそろしい映画なのに、笑いどころが満載で、館内、くすくす笑いが途絶えないの。これがまた良き息継ぎになって、2時間が結構早く過ぎました。
しかも最後の30分くらいの急展開が、画面から目が離せなくなるくらいにすごい。

ネタバレになっちゃうと申し訳ないので、詳しくは書きませんが、玄関を出て靴の底を見る...なんていうのは、もう「おおおーっ」ってな感じでしたです。

テキサス訛り全開のトミー・リー・ジョーンズも良かったけれど(...ってか、ほとんどの出演者が見事に良かったのだけど)、しかしもちろん最高に圧巻だったは、ハビエル・バルデム(Javier Bardem)。
一瞬、昔の坂本龍一を髣髴とさせるような(違)トレイラー画像(YouTube -Miramax-)とスチール写真でしたが、ハビさんの怪演なしに、この映画は語れませんよね。
オスカーの「助演」は、ぜひぜひ彼にとっていただきたいな(念)…と。

余談ですが、シガーのトレードマークでもある武器のエアガンのようなものは、家畜を屠殺する際に使うスタンガンなんだそうで、こちらでは「ケトルガン(Cattle Gun)」とも呼ばれるそうです。

さて。
この映画で何が一番難しかったかといえば、テキサス訛りの理解。これ、ほんとに難しいでし。…というわけで、聞き逃した言葉もあったので、も一回観てもいいかな…と。
そしてやっぱり「最後」はいまだに自分の中で咀嚼し切れてません。解釈は、ひとそれぞれらしいですが、その解釈の一歩手前で躓いた状態の私。orz ううむ。

... And then I woke up.

ラスト、コーション -Lust, Caution-

2008年02月14日 10:46



アン・リー(Ang Lee)だもの、見なければなるまい...的な、あまり映画の本質に関係ない動機で観た映画、「Lust, Caution」。

何を隠そう、中国映画には馴染みが薄く、まず、英語字幕の流れのあまりの速さにたじたじ(笑)。こりゃ、速読能力も問われるね...と、舌打ちしつつ、映画への感情移入がちと出遅れました。
が、それを救ってくれたのが、寡黙な佐田啓二、ちゃう、トニー・レオン(Tony Leung)。やはりこれは彼あってこその映画でしょう。もちろん、体当たり(文字通り、体当たり..笑.)のタン・ウェイ(Wei Tang)も良かったけれど、しかしそれも、トニーさんあってのもの。

1942年の日本占領下の上海という設定で、その時代に生きた人々の極限の精神状態...ということを考え合わせれば、彼ら(学生レジスタンス)の心情も理解できるはずなのでしょうが、(国は違えど)同様の「Sophie Scholl」なんかと比べると、上海(香港)の彼らのモチベーションに"ぐい..."とは引き込まれなかったのも事実。
ま、そのあたりは、第一ステージ(演劇クラブ的)と第二ステージ(本気)にきちんと分けてあって、わかりやすかったですがね。

さて。「官能シーン」がなにかと話題になるこの映画。(ちなみにUK版は、ノーカット完全版でした。)
いろいろなレビューでも、「この肉体と肉体のぶつかり合い、過激な描写があってこそ、イー(易)とワン(王)の心情の移り変わりがわかるのだ。」…的評価になってますけど、そうなのか(?)と、やや懐疑。(ベッドの上のアクロバットに目が点になった…ってのもありましたが。別にここまで激しくなくとも、いいんではないかと。心の機微は肉体がすべてなわけじゃないんだし。しかし、女ってこわいよね。違)
もうひとつのテーマでもある、麻雀卓を囲む4人の女性(+時々、イー)のやり取り(微妙なかけひき?)も、おもしゅうございました。

しかしなんだかんだ言っても、最後の30分は、悲しさと切なさに苦しくなりました。2時間半が、こんなに早く感じた映画も久しぶり。やっぱりうまいんだなぁ。>アン・リー

観終わったあとは、切なさゆえの脱力感強し…でしたが、それが割とさっぱり消えていったのは、やっぱりこの映画の視点が、あくまで「男」だったからかなぁ。

I'm Not There

2008年01月20日 11:03

...というわけで、話題になっていた「I'm Not There」を観てまいりました。
ボブ・ディラン(Bob Dylan)とケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が好きな夫をだまして連れて観に行きましたが、私の目的はただひとつ。クリスチャン・ベール(Christian Bale)。単純ですね、ええ。

で、こういう単純な目的で行ってしまうと、135分がジゴクになります。
下調べもボブ・ディランの予習もせずに行ったので、クリスチャン・ベール(Jack Rollins役)との絡みで出てきたジュリアン・ムーア(Julianne Moore)も、隣で夫が、「ジョーン・バエズ(Joan Baez)か...」と呟かなかったら、おそらくわからんかったんでないか...と。情けない。orz (このあたりの時代とこの手の音楽は、ほんと、全然だめなんですよ、あたし。←一応、言い訳)

ボブ・ディランと、こういったタイプの映画が好きな方にはたまらない作品ではないかと思います。彼のバイオや楽曲との伏線もバリバリだそうなので...。
実際に評価も高いですしね。
ただ、夫のようなディラン好きでも、「怠惰!監督はディランをほんとにはわかってないんじゃないのか?勘違いも甚だしい。つまらん!」と斬って捨てるのもいるので、ま、好みの問題でもあるのでしょうけど。

あまりにも退屈だったので(笑)、途中からは、「このシャーロット・ゲーンズブール(Charlotte Gainsbourg)を見てると、"21 Grams"を思い出すよなぁ」とか、「ひょ〜、ブルース・グリーンウッド(Bruce Greenwood)と、こんなところで会えるとは〜」とか、全然違うほうばかり見ていましたが、当初の目的のクリスチャン・ベールにはまったく納得いきませんでした。ブランシェットには脱帽しましたが、でもそれでもどうしても違和感。
6方面からディランをとらえる...というのは、非常に興味深い描き方ではありますが、しかしこんな風に表面的には描写できないのが、ディランのディランたるゆえんか...って感じがしましたです。

そうそう。私だけかもしれませんが(笑)、ミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)(←Coco Rivington役)が、ついついシエナ・ミラー(Sienna Miller)にかぶってしまったのは、ふたりとも同じ女性を演じていたからですかね。

(日本未公開なので、一応隠しますが...↓)

[I'm Not There]の続きを読む

Lord of the Flies

2008年01月10日 09:14

最近は片っ端から本を読み漁っているうちの息子、11歳。
いま夢中で読んでいるのは、ウィリアム・ゴールディング(William Golding)の「Lord of the Flies(蝿の王)」。
イギリス古典ですなぁ〜。子どもに読ませるのに、賛否両論あるらしいですが、これは子どもにしか理解できない部分もあるんじゃないかと思うので、私は、若いうちに読むべき!…に一票。
夫によれば、彼がギムナジウム(Gymnasium)に通い始めた頃に、これが教科書に載っていたそうで、ドイツでは結構早いうちに読ませられたようですね。ふうん。

息子の計画では、このあと、ジョージ・オーウェル(George Orwell)の「1984 Nineteen Eighty-Four(1984年)」と「Animal Farm(動物農場)」に移って、それから、オルダス・ハクスリー(Aldous Huxley)の「Brave New World(すばらしい新世界)」を制覇したいらしいです。
確か昨年末に、現代は果たして「Brave New World」なのか...ってなコラムがどこかの新聞に載っていてふむふむ読みましたが、イギリス作家の(古典)作品は興味深いものが多いですよね。

古典ばかりでなく、現代のマーク・ハッドン(Mark Haddon)も、さすがにベストセラーなりの実力。
というわけで、「The Curious Incident of the Dog in the Night-time(夜中に犬に起こった奇妙な事件)」と「A Spot of Bother」も待機中。

これで、日本の古典も少しでいいから読めるようになってくれたらなあ〜(ただの願望)。

Control

2007年12月16日 12:01

ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)に関しては何度も書こうと思いつつ、その機会を逃していたのですが、23歳で自ら命を絶ったイアン・カーティス(Ian Curtis)を軸にした映画、「Control」(←音、出ます...)は、私の周りでは非常に評判が良かったです。
やっぱりイギリス人にとっての「Joy Division」や「Ian Curtis」というのは、ある種、記号的に意味があるんだなぁ...と。
いずれにしても、この映画で最高なのは、サマンサ・モートン(Samantha Morton)だったんじゃないか...という気もしますが。

最近、何を書くにしても断片的で、読みづらくて申し訳ないのですが、「Joy Division」は、後に、私の師でもあるコリー・クラーク(Kory Clarke)が、「Drugs, God and the New Republic」でカヴァーしており、個人的にも何かと思い出深いのです。

...きっとまたあとで追記します。おそらく。

MEET YOUR DÆMON

2007年12月10日 00:00

原作(Northern Lights)も読んだ息子があまり納得しなかった映画版「The Golden Compass」ですが、オフィシャル・サイトでおもしろいものを見つけました(笑)。

MEET YOUR DÆMON

自分の守護精霊(動物版)を探す...というもの。
ディーモン(DÆMON)(日本語ではダイモン?)とは、肉体の外に存在する「魂」を象形するもので、フィリップ・プルマン(Philip Pullman)(←原作者)描くところでは、それが動物の姿になるんだとか。
*日本語公式サイト(「ライラの冒険」)から、日本語でも占えます。(...が、どうも日本語訳が微妙に違う気がするんだよな...。)

ってわけで私の場合、タイガーでした。(自分が自分をどう見るか...ってことになるのだけど。)



一応自分のディーモンをセットアップしたのだけど(↑)、クリックするたびに違うものになっている気が...(笑)。まだ「子ども」なのか!?>自分 (子どものディーモンは、いろいろ変わるんだそうです。)

そうそう。映画館の中で、ほぼ100%が息を呑み、女子が悲鳴をあげたとかいうシーンがあったんだそうで(息子によれば...)、それが以下(↓)ではじまるシーン。
このクリップの中(YouTube)では、その「肝心」の一シーンは出てこないのですが、かなりの迫力なんだとか。興味のある方、どぞ。


[MEET YOUR DÆMON]の続きを読む

Elizabeth: The Golden Age

2007年12月09日 22:36

「Elizabeth: The Golden Age」(Official Site
自分では観る予定に入れていなかった映画だったのですが、夫に引き摺られて(orz)、鑑賞(笑)。

ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)のエクセレントな演技を超えるほど良かったのが、クライヴ・オーウェン(Clive Owen)。個人的には、メアリー・スチュアート(Mary Stuart)を演じたサマンサ・モートン(Samantha Morton)に花丸。
そして特筆すべきは、その映像美。
風景、建物、衣装、デザイン、色彩......、そのどれをとっても視覚的にファースト・クラス。ビジュアリーには今年の最高傑作に位置するのではないかと思います。(サマンサ・モートンの「赤と黒」は、特に美しかったなぁ〜。ため息)

...が、映画的にどうなのか...というと、どうもピンとこないんですよね。
これだけの役者とセットを使っていながら、「人間」や「心理」が存分に描けていない。エリザベスにとっても映画にとってもクライマックスでもあるべき、「アルマダの海戦」も、その映像美を誇示するがあまりに、やや消化不良気味...。
映画には出てこなかったけど(確か...)、「I know I have the body of a weak and feeble woman, but I have the heart and stomach of a king.」←このあたりの心理描写をもっと見たかったかなぁ...と。(とりわけ、「女性」の部分をしっかり描いたあとだったしね...。)

いずれにしても、イギリス人のための映画だなぁ...と。
最後まで「イングランド」礼賛がめいっぱいで、イングランドでの評価は高いだろうけど、各国ではどうなんだろうなぁ?という感じの印象も受けました。特に、最後の2行とかね(笑)。

-----
というわけで、「Die Fälscher」に続いて、納得のいかなかった映画。
そういえば、息子は「The Golden Compass」を観てきたのですが、「悪くはないけど、でもとりわけ良い映画でもなかったし...」とのこと。ふうん。



Recent Posts