制作は、ゴリラで一躍有名になったFallonエージェンシー。ダイレクターは同社のJuan Cabral氏デス。 ゴリラほどのインパクトはないものの、なかなか味のある一作なのではないかと。 で、ゴリラの「In The Air Tonight」(Phil Collins)同様、「Don’t Stop Me Now」(Queen)が、しばらく頭から離れなくなります。(私だけ?)
…が、結局、血は争えないようです。 ヴァイオリンから入ったのも父親と同じならば、その後楽器を変えて、最初に弾いたのが、グリーク(Grieg)の「In The Hall of The Mountain King」(Peer Gynt)というのも同じ。 父親譲りの時代物のメトロノーム(Metronome)と音叉(Tuning fork)を使いつつ、毎晩練習体制。 ただ、夫と夫の家系はハードルが非常に高いので、おそらく苦痛も大きいのではないかと思います。 「ううむ。茨の道よのう...」と思いつつ、私がコレクションしていたCDを嬉々と引き取っていく息子を見ると、「ま、趣味は合わないよりは合ったほうがいいか」とお気楽に考えたりもして。
ところで、一番上のメトロノームは、手のひらにすっぱり収まるサイズの「CADENCIA」で、Home Watch Co Ltd社製造のスイス・メイド。非常に正確でよくできております。
英語の場合は特にそうなのだけれど、「The words come out before I think about it.」です。 「Desperate Housewives」を見ていたら、スーザン(Teri Hatcher)が似たようなことを言っていて、「あぁ、よくわかる...」と自己嫌悪。 スーザンといえば、前シリーズになりますが、「Klutz」(クラッツ)(*おっちょこちょいで間が抜けている...)と描写されていて、「あ、これは英国英語では使わないねえ」と夫と話した覚えがあります。主に米口語なのだと思いますが、実は語源が同じゆえ、ドイツ語にも「Klotz」という同様の表現があり、それで記憶に残ってました。(*ドイツ語の「Klotz」には、丸太とか積み木という意味もあります。) 英国英語だと、「Clumsy」(クラムジー)で代用され、口語では「Pillock」が一般的でしょうか。 ま、どうでもいいことですけど。
ハーフターム時の息子のケア人調整をしながら、BBCの「Long school holidays 'should end'」を、「頼むっ!」と期待を込めて読んでいたら、後ろから来た息子に「鬼!」と言われましたわ(笑)。 んが、身近に親も親類もいなくて、友人も限られている(みな、ほぼ仕事している)ってな場合、長い休みをどうするか…っていうのは切実な問題です。働いても、結局デイケアにごっそりお金を持っていかれることになる…ってケースも多くて、泣くに泣けないって友人も結構います。 英国の場合、子どもを一人にできる法的年齢(Legal Age)というのが設定されておらず、"in a manner likely to cause unnecessary suffering or injury to health" (Children and Young Persons Act 1933) とみなされた場合に、両親が罰せられることになるようです。…で、これが結構難しい。ガイドラインとして、「12歳以下の子どもを(日中)家に一人残すべきでなく、また16歳以下の子どもを夜通し一人にするべきではない」(NSPCC)っていうのはありますが、実年齢と精神年齢が比例していない場合も多いわけで、この辺はすべて両親の裁量。(もしくは、警察の判断。) ちなみに、ベイビーシッターができる年齢は、UKでは「14歳以上」とされてます。