ところで。AC/DCっていうのは、不況に深く関係のあるバンドだそうで、「Back in Black」アルバムがトップに君臨した28年前の1980年は、UKはインフレ率が20%で失業者が200万人状態。(サッチャー政権はじまりの頃ですなぁ。この後も失業率は回復せず、82年には300万人へ。) その後、景気の回復に伴い、AC/DCの売り上げも減少気味に。 …が、アルバム「The Razor's Edge」で再びカムバックを果たした1990年は、イギリスに再び不景気がひたひたと近づいていた年だったそうです。 さらに、AC/DCが誕生した1973年といえば、第一次オイルショックの年なんですねぇ。
ま、バンドが組まれた年はともかくとして、不景気にAC/DCが好まれるのは、彼らが「複雑でなく、同じ音とスタイルを続けている」からで、今年のような混沌とした、先が見えずに不安がのしかかる時代には、AC/DCのような「裏切らないロックンロール」を聴きたくなるのが人間の心理…とか。 わかる気もします。 >> Things really must be bad - AC/DC are No 1 again (Guardian)
私はAC/DCといえば、やっぱり「Highway to Hell」。 ボン・スコット(Bon Scott)でお願いします。
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ロックついでにメモ書きしますが、ガンズの新曲「Chinese Democracy」(YouTube)。 アメリカ人全員に無料でコーラとかいうアホなペプシのプロモとか15年ぶりとかという話題性はともかくとして、「こんなんガンズじゃねえ」と叩かれているらしいですが、Guns N' Rosesは、アクセル・ローズのバンドなんだから、これでいいんじゃないか…と。 PainfulでUglyに年を取っていくAxlを見ていると、なぜだかほっとするんですけどね。変ですが。 (これも不景気だからか…笑)。
ええ。ええ。 最近、ITVで予告がばんばんで、期待感ますますアップ↑なのが、来週の日曜日に放送になる「Sharpe's Peril」。 英国でショーン・ビーンと言えば、「Patriot Games」でも「The Lord of the Rings」でもなく、「シャープ・シリーズ」のリチャード・シャープ(Richard Sharpe)。 そんなシャープがまた久しぶりにTVに戻ってくる…というわけで、結構話題になってます。