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Posted by みら on  

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Fruit-Gathering

Posted by みら on   8  0



川村カオリさんの訃報に、本当に心が痛くなってしまいました。
享年38歳。あまりにも若過ぎます。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

川村さんがご自身のブログ(「川村カオリの調子はいいんだけど…。」)で、6月に「友人からの手紙」と題してご紹介されていた、ラビンドラナート・タゴール(Sir Rabindranath Tagore)の「果物採集」(Fruit-gathering)。

危険から守り給えと祈るのではなく、
危険と勇敢に立ち向かえますように。

痛みが鎮まることを乞うのではなく、
痛みに打ち克つ心を乞えますように。

人生という戦場で味方をさがすのではなく、
自分自身の力を見いだせますように。

不安と恐れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。

成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような卑怯者ではなく、
失意のときにこそ、あなたの御手に握られていることに気づけますように。

ラビンドラナート・タゴール「果物採集」より。(石川拓治訳)


以下、原文。

Let me not pray to be sheltered from dangers but to be fearless in facing them.
Let me not beg for the stilling of my pain but for the heart to conquer it.
Let me not look for allies in life's battlefield but to my own strength.
Let me not crave in anxious fear to be saved but hope for the patience to win my freedom.
Grant me that I may not be a coward, feeling your mercy in my success alone; but let me find the grasp of your hand in my failure.
Fruit-gathering LXXIX (Rabindranath Tagore)


この一節(LXXIX)に心打たれ、全文を探して読んでみたら(英語版)、これがまたすばらしい。
とても素晴らしい詩を教えていただきました。ありがとうございます。

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山のあなたの空遠く

Posted by みら on   12  0



金曜の晩に遊び過ぎ、久しぶりの二日酔いでほへっとしていた土曜日。



実はこの日は、友人(フレンチマン)が開いてくれた、フェアウェル・パーティーにご招待されておりました。
彼とも前職からのお付合い。彼のパートナー(フレンチ)嬢とも仲良くさせていただいていたので、再び、別れがつらい友人たち。
パーティーに来てくれた面々も(実はほとんどがアーティストだったりする(…))忘れられない友人たちで、非常に心温まる土曜日となりました。

去年は、この押し寿司を作って持って行ったのですが、さすがに今回は無理。日本から持参していた塗りの器を記念に残していくことにしました。陶芸家(+詩人)でもある彼なので、喜んでいただけました。

この日、彼の住んでいる山間部では、夕方5時過ぎまで土砂降り。
…が、7時を過ぎたら、この通りの快晴。

こういう光景を見ていると、思わずカール・ブッセ(Carl Busse)の「Über den Bergen(山のあなた)」が浮かんできたりしませんか?
上田敏さんの訳があまりにもすばらしいので、いつも浮かぶのは日本語です。
上田敏さんの名訳は、いつの日か息子にも日本語で、その叙情を感じてほしいと願っています。正直、こういう情緒的なことが、私が帰国する理由のひとつなのかもしれません。うまく言葉には表せませんが…。

山のあなたの空遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
噫(ああ)、われひとと尋とめゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
上田敏訳 『海潮音』より



さて。
天気も良くなったので、予定を変更して、広大な自然体のお庭でバーベキュー。



バーベキュー用に、こんな場所を用意してあるんですよ!すばらしい。

じゅうじゅう。
じゅうじゅう。





さらに、プロヴァンス出身の彼の、お母様直伝のイカのトマト煮込み。
これが絶品で、あまりの感動に写真もボケ気味(すみません)。



退職後は、故郷の南仏に戻って芸術活動に専念することに決めている彼。
私のフランス語の学校が南仏で、死ぬ前に一度、彼の地に戻りたいと切望しているので(>わたし)(なんで英国にいるうちに行かないんだ!??って話もありますが…笑)、数年後の南仏再会を誓い合ったのでした。



ま、その前に、日本でのグループ展も画策しているので、日本での再会のほうが早いような気もするんですがね(笑)。
これ(↑)は、彼の作った豪快冷奴。
オーヴン皿にお豆腐を敷き詰めて、ゴマ、鰹節、ねぎとの共演。
ねぎをよけなければならないのがちょっと悲しかったのですが(バカ、バカ、アレルギーのバカ)、非常に美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。そしてどうもありがとう!

その後、ほんとに 「Über den Bergen」を呟きたくなるようなことも起こり(今度はドイツ語で…笑)、なかなか忙しい週末でございました。

Über den Bergen weit zu wandern
Sagen die Leute, wohnt das Glück.
Ach, und ich ging im Schwarme der andern,
kam mit verweinten Augen zurück.
Über den Bergen weit weit drüben,
Sagen die Leute, wohnt das Glück.
― Carl Busse Über den Bergen



いろいろあったけど、ほんとに良い友に恵まれたなぁ~。
同じことを息子も言っており、私たち、結局は幸せだったのかなぁ…と、二人で目を赤くしたのでした。(除:夫)
英国滞在時間も、秒読み態勢に入りました。

Rummers

Posted by みら on   0  0



金曜日。
あまりの疲労と終わりのない忙しさに煮詰まって、「ええい!最後だ!遊んでまえ!」と、仕事帰りに友人と待合わせ。

前職場で知り合って、その後、同じような環境で似たようなトラウマを抱えて、泣き明かし励ましあった仲で(ちょうど3年前に、こんな記事も書いてました(笑)。>> 落日)、いまや一軒家持ち、Newly singleのR。
別れがつらい友人の一人なのだけれど、彼女もアーティスト。この際だから、「いずれ日本で会おうぞ!」と、町に新しくできた日本食レストランにて梅酒のボトルを開けて乾杯(爆)。





味に期待はしていなかったものの、カリフォルニア・ロールと鍋焼きうどん(寒い日だったのよね)は、なかなかどうして悪くない。(最近の私の、食のハードルは非常に低いんですがね)。
梅酒で大いに盛り上がる妙齢の女ふたり。
周りからも浮き始めてきたので(笑)、河岸変え。




ハーバーに流れ込む川沿いに立つ老舗のパブ。
小さな町と言えども、パブの数だけはやっぱり多く、とりあえずこの9年でほぼ全制覇させていただきましたが(←アホ)、通った回数で言えば、ここがダントツ。お世話になりました。



パブ嫌いの夫とは、一度も一緒に来たことはないんですが(笑)、ドイツからの友人や仕事仲間ともよく来た場所。仕事場の「Leaving Do」の〆としてもよく使わせていただきました。あぁ、懐かしい。
ここに来ると、誰かしらと出くわすので(小さな町ですし…)、ちょっとした社交場としても便利でしたわ。



ジンをダブルでぐいぐい開けて、ラガーのパイントに切り替えてもおしゃべりは尽きぬ。



典型的な酔っ払い写真も撮り残し(わけわかんない)、



金曜の夜は更け行く。
あぁ、命短し、恋せよ乙女(←全然違)。

A Cat

Posted by みら on   5  0



There are few things in life more heartwarming than
to be welcomed by a cat.

"Tay Hohoff"


中学校編入

Posted by みら on   23  0



もともと、難しいだろうな…と思っていたので、「なるほど、やっぱり」と納得した形になったのですが、今回の帰国時期の決め手になったのが息子の中学校編入です。

プライマリーからの小学校編入には既に時遅しの今、英国セカンダリー・スクールのキーステージ4(Key Stage 4)=10~11年生(14-16歳) 終了後の「GCSE試験」を終えてからの帰国(日本の高校編入)という道を漠然と考えていた時期も、実はありました。(>> 新米
しかし、田舎過ぎて日本の補習校が近くに存在しない環境(つまり日本語教育が完全に欠如している環境)からは、どう考えても無謀過ぎる…ということで、中学1年編入がギリギリのラインだろう…ということになったんですね。
(「なったんですね」って言ったって、夫も息子も日本の教育自体を知らないため、私が独自に苦悩の末に(違うか…)決めたんですが…。)

2004年の、母の末期がん看病のための帰国で、地元の小学校に8ヶ月通ったことのある息子は、そこから持ち上がる地元の中学校にも顔見知りのお友達がいる状態のため、地元中学に通わせることにほぼ決まりかけていたものの、そこは親の欲目(笑)で、可能性のある中学校は、たとえ通学に時間がかかることになっても、当たって砕けてみよう…と、国立、私立、学区外含めて、いろいろ問合せてみました。

…で、即答くださったのは私立。
「日本語に難のある児童は受入れません。」
「帰国子女は受入れません。」
すばらしい。明快だ。

そして県立からも、
「小学校での編入には対処できますが、中学校の途中編入は不可能です。」
との明答。
すばらしい。

結局思うのだけれど、駐在の皆様のような、海外でも日本帰国を念頭に、補習校や通信教育等、日本語教育に力を入れてらっしゃる方でない、うちのような完全現地組の場合、中学から日本の教育に受入れていただこうと考えること自体が厚かましいのかなぁ…と。なんだか、学校にも息子にも申し訳なく思ってしまいましたよ。
特に教育熱心な学校の場合、「日本語が完璧でない」"よその子"(←自虐笑)は、学校の偏差値の足を引っ張ることにもなるわけで、「そんな子、来ないでください!」ってことになるのかなぁ…と、学校の回答を読みながら考えました。
(そして、それは日本では当然のことであろうと、納得しているのですが…。)



ただし救いもあって、外国籍の子どもを受入れる態勢の整っている、いわゆる「拠点校」というのも隣にあり、2学期のはじまる前に、見学だけはさせていただこうかな…と思っています。

ずっと海外で育って、(お勉強の中での)日本人要素があまりないうちの息子の場合、「インターに行けば?」と言われてしまったりもするのですが、日本のアメリカン・スクールに入れるくらいならば、こっちのイングリッシュ・スクール(ウェルシュ付…笑)で「GCSE」を終わらせてからでもいいわけで(↑最初に戻る…笑)、このあたりは、ジレンマでもありますね。

なので、「最初から日本の中学校レベルに追いついていくのは無理だし、それでもどれだけ日本の中で自分を試せるか、人間試練だよ。どうしても無理なら、カレッジからこっち(ヨーロッパ)にまた戻ってきてもいいし…」と、息子に逃げ道も用意しています。
「最初から逃げるなよ」と非難されるかもしれませんが(すみません)、ハーフ(ミックス)なりの利点もそれなりに…です。



というわけで、2学期の始業式前には、心の準備も含めていろいろやることが多いぞ…と、8月に友人宅に居候してのんびりしてから帰ろう…という当初の予定は却下。ちょっと急いで、真夏の真っ盛りに帰ることになりました。
日本の夏をしばらく経験していないので、実はちょっとうれしかったりもするのですが、問題は、私の退職日(7月31日)から移動日まで、ほんの僅かの日数しかないこと。
「だいじょうぶだろう」と甘く見ていたのですが、全然だいじょうではありませんでした。

月~金曜日は、お昼休憩を事務処理に費やし(つまり昼食抜き)、夜と週末は家の中の整理と大型の荷物の移動に友人たちとの会合、加えて日本での仕事の準備。全然時間が足りてません(苦笑)。
さすがに先週末からはお得意の大胃痛に襲われ、その後痛みが肩から目に這い上がってきて、土・日は一息入れようと思ったものの、IKEAのブックケースを買ってくださる方がいらしたり…と、やっぱり多忙。
ギリギリまで仕事をする癖は昔からですが、しかしやっぱり今回のは無茶でした(後悔先に立たず)。

いずれにしても今回の引越しは、ゼロから全部手作業だったので(冒険もあり)、あとで顛末記が書き残せるかもしれません。無事終われば…って話ですが。笑

A Legal Alien

Posted by みら on   12  0



検索を通して、以前書いた記事の「Manners maketh man.」を開いてくださる方が多いようで、スティング(Sting)の「Englishman In New York」を、改めて読み直し、聴き直し、描写されているクエンティン・クリスプ(Quentin Crisp)を見直していたら、「あ、そうか、この感覚だったか…」と思い付く事がありました。

20年近く自国を離れて生活して、もっとも心地よく馴染みがあったのが、歌詞にも出てくる

I'm an alien,
I'm a legal alien.


という感覚。

これはもちろん「諸刃の剣」で、そこには疎外感や孤独感がついて回ることも多いですが、しかしある年齢を越えると、"エイリアン"なりの自信やらバックボーンなんかも出来上がってきて、国籍や人種の枠を超えた自分だけのアイデンティティみたいなものが確立されてくるんですよね。いわゆる、エイリアン・アイデンティティ。

…というわけで、文句の数も多かったけれど(笑)、エイリアン暮らしに安住していた私。
が、日本に帰ったらエイリアンではいられなくなるわけで、やはり馴染むまでには少し時間がかかりそうな気もします。自分の星に帰るスペースシップ(?)を見てほっとすると同時に、地球との別れを惜しむ「ET」の心境とも似てるかも…(笑)。

帰国まで1ヶ月を切りました。




If at first you don't succeed, failure may be your style.(Quentin Crisp)

I'd give my life for you

Posted by みら on   10  0

You who I cradled in my arms
You, asking as little as you can
Little snip of a little man
I know I'd give my life for you

You didn't ask me to be born
You, why should you learn of war or pain?
To make sure you're not hurt again
I swear I'd give my life for you

I've tasted love beyond all fear
And you should know it's love
that brought you here
And in one perfect night
when the stars burned like new,
I knew what I must do

I'll give you a million things I'll never own
I'll give you a world to conquer when you're grown
You will be who you want to be
You, can choose whatever heaven grants
As long as you can have your chance
I swear I'll give my life for you

Sometimes I wake up
reaching for him
I feel his shadow brush my head
But there's just moonlight on my bed

Was he a ghost? Was he a lie?
That made my body laugh and cry?
Then by my side the proof I see
his little one, gods of the sun,
bring him to me!

You will be who you want to be
You, can choose whatever heaven grants
As long as you can have your chance
I swear I'll give my life for you

No one can stop what I must do
I swear I'll give my life for you!



7月16日。
息子の13歳の誕生日でした。

新ティーンの彼は普通に学校で(明日で"Year 8"終了)、私は普通に仕事だったので、B-Day Dinner以外、何ら特別なことはしていないのですが、夜になっていきなり「Miss Saigon(ミス・サイゴン)」の「I'd give my life for you(命をあげよう)」が頭の中で回りだして止まらなくなりました。笑

「ミス・サイゴン」。
帝劇にて、本田美奈子さん版を拝見しました。すばらしかったですよね。
…が、今夜、頭の中で鳴り止まなかったのは、Lea Salonga(レア・サロンガ)の英語バージョンでした。(YouTube)

この気持ちは、いまだに共感できます。
照れるので、口に出して言うことはないですが、自分の親から受け継いだこの感情、この感覚を、息子にも伝えていけたら…と思ってます。

というわけで、13歳の君へ贈り物。

You will be who you want to be
You, can choose whatever heaven grants
As long as you can have your chance
I swear I’ll give my life for you


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