スポンサーサイト

Posted by みら on  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヘリコプター・ペアレント

Posted by みら on   4  0

日本ではモンスター・ペアレントで、英米ではヘリコプター・ペアレント(Helicopter parents)。
子どもを自立させられない親の姿は世界共通のようですが、子どもの頭上をいつまでも低空旋回する「ヘリコプター」という表現、なかなか的を得てます。

ところで、英国では大学入学シーズン(9月)にそろそろ突入ですが、最近話題になっているイギリス版ヘリコプター親は、名づけて「ザ・エージェント(The Agent)」。

イギリスには、ユーカス(UCAS)という、大学(高等教育機関)入学の出願手続きを総括するセンターがあります。(UCAS=Universities and Colleges Admissions Service)=願書受付センター
イギリスの場合、大学に直接出願するのではなく、このユーカスがすべての窓口。(オックスブリッジ=Oxford, Cambridgeなど、例外ももちろんあり)。ここに第6志望までの願書を一括して提出し(オンライン出願も可能)、進路を決めていくことになりますが、この時点で学生はAレベルを終了している18歳。これまでは本人(18歳)が直接出願する…というのが基本でしたが、昨今のヘリコプター・ペアレントの圧力に押され、なんとユーカス(UCAS)が、「親」の代理出願を認めることになった(!)そうです。
>> Parents allowed to take charge of university applications (Guardian)
>> Pushy parents do Ucas applications in battle for best university places (Times Online)

しかもヘリコプター・パワーはここだけにとどまらず、入学時の科目登録から寮選びにも同席する場合が多いのだとか。そして日本でもニュースになっていましたが、就職時への付き添いから就職後の給与交渉に至るまで、ヘリコプターは旋回し続けるそうです(怖)。


この「ヘリコプター」にもいろいろタイプがあるそうで、交渉から調整までなんでもありの「The Agent」や、子どものお財布、「The Banker」。何も言わずにトラブルを解決してくれる「The White Knight」から「The Bodyguard」までそろってますが、中でも一番手ごわいのが、軍用ヘリコプターの名がついた「The Black Hawk」。
ブラックホーク級になると、子どもの利益のためなら違法行為もいとわないそうで、学校がもっとも恐れるタイプ。大学教育では、子どものために論文を代筆することもあり…だそうです。「なんで我が子に残業させるの!?」と会社に怒鳴り込む親もブラックホーク級か?
(*写真は、stock.xchngより)

(夏休み中)16歳までは家に子どもをひとりで残したらいけない。(←最悪の場合は、親の逮捕も辞さないと脅すチャリティ団体)。学校までの送り迎えは必須。(←小学生のみならず中学、高校でも送迎する親多し)。子どもを外で遊ばせるのは危険。(←友達とも外遊びはさせない親、急増中)。…と、「親たち」が極端な保護主義に走っているイギリス。
ヘリコプター・ペアレンツを期待する子どもがこの先さらに増えても、まったく不思議でないというのが現状です。

関連記事

Category : UK
Tag : UK

-4 Comments

Curragh says..."新語辞典のおもむき…"
先日の記事も勉強になりましたが、やはりこの手の新語表現は、じっさいに住んでいる方でないとわからないものです…The Timesかなにかを読んでいて、いきなりこの手の単語がひょこっと出てきたら、100%わかりません(笑)。

Helicopter parentsですか。でもこちらのヘリコプターなら、けっこうなことだと思いますね! 

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2390936/2925357
2008.08.23 16:50 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> Curraghさん
私も年々、日本語の新語がわからなくなっているんですが、こちらも新しい言葉が多く(特に口語表現)、ついていくのに苦労します(笑)。
うわ。こんなミニヘリがあるんですねえ。驚きました。
2008.08.23 22:11 | URL | #mQop/nM. [edit]
ころーる says..."すごい表現ですね。"
ヘリコプターペアレンツ!すごいですね。
モンスターペアレンツと違って、バリエーションが
あるところが、さすがイギリスという印象です。

なんか日本人と目のつけどころが違うというか、
すごく細かいところがありますね(笑)。


「The Black Hawk」級のヘリコプターペアレンツ、
違法行為も辞さないなんて、どーなっちゃってるんでしょうね(笑)。
やっぱりアレなんですかね、子どもが大切だから
守ってるつもりなのかしら。
でも、よーく考えると、将来子どもが苦労しそうな気が
するんですけどねぇ。
ずっと親が一緒にいることってできないですものね。

日本のモンスターペアレンツもそうですが、「お元気」
な方に多いように感じます。
元気の源なのかなぁ(笑)。
2008.08.28 14:06 | URL | #mWt2sFS6 [edit]
みら says...""
> ころーるさん
あっ、確かにみなさんお元気ですね!>モンスター+ヘリコプター
自分が若かったときに達成できなかったことを子どもを利用して、ぐいぐい押し進めるってな印象があります。エネルギーに満ちてますね(笑)。
「子どものために」っていうのが、その行為を正当化する暗号のようなものでしょうか。
決して子どものためにはならないと思うんですけどね。

イギリス人、結構「おもしろい!」ってな名前付けをするので、これもまた良い例ですね。ふふふ。
Black Hawkな方が多いと、先生方も大変でしょうね(しみじみ)。
2008.08.29 04:09 | URL | #mQop/nM. [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://tempest.blog3.fc2.com/tb.php/1871-b19a3ffb
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。