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Posted by みら on  

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お葬式

Posted by みら on   6  0

お葬式に参列してまいりました。
…とは言っても身内のではなく、会社の年上同僚の奥様の葬儀。

実はウェールズでのお葬式ははじめてだったので、参考までに、ウェールズ聖公会(Church in Wales)でのお葬式の様子などを少し。

転職してから半年ばかりですが、彼にはひとかたならぬ世話になり、また奥様が癌と闘われていたこともあって、部を代表して「おまえ行って来い」ということになり、土砂降りの中を北上しPowysまで。


ところでわたしく、教会に関してはまったく無知でございます。
ドイツで、カトリック(カトーリッシュ)とプロテスタント(エヴァンゲーリッシュ)の違いは叩き込まれましたが、イギリス国教会(Church of England)あたりになると、「ヘンリー8世の歴史的事象なら知っているけど...」程度。
いわんや、ウェールズ聖公会をや。

お葬式の前に予習しておこうと知ったかぶりして、「教会はアングリカン・チャーチですか?」と同行する人に聞いて、「いや、チャーチ・イン・ウェールズです」と言われ、ぽかん...となったり(恥)。
一応、アングリカン・コミュニオン(Anglican Communion)のメンバーらしいですが、しかし1920年以降、イギリス正教会からは独立しているので、カンタベリー大司教(The Archbishop of Canterbury)の権威の下にはないんですねえ。

そのウェールズ聖公会。
ウェールズ内で、6教区(diocese)に分かれています。(その分布図はこちら。)

St Asaph (セント・アサフ)
Bangor (バンゴー)
St Davids (セント・ディヴィッズ)
Llandaff (クランダフ)
Monmouth (モンマス)
Swansea and Brecon (スウォンジー/ブレコン)


そんなわけで、私の行って来たのは、ウェールズ聖公会、バンゴー教区(Diocese of Bangor)。

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若くして亡くなられたせいなのか、参列者の数多し。
こちらでは、家族以外は喪服(黒)にこだわらなくてもよい...とも言われていますが、やはり9割方は黒。(白いコートとか赤いジャケットとか縞々模様の毛糸の普段着...という方もおられました。ご近所の方だったのかな。)

入場すると、葬儀屋さん(Funeral directors)ぽい方たち(←おそらく。お葬式に似合わず、結構陽気な方たちでございました)に、二つ折りのカードを渡されます。
故人の顔写真とともに住所、享年、亡くなった日が表に記され、中は参列者全員で唱和するHymn(賛美歌)や、Reading(聖書の一編など)が印字されています。
今回は、旧約聖書から詩編23編(PSALM 23)と、賛美歌はJames Edmeston の「Lead us, heavenly father, lead us」(Tune: Mannheim)でした。(最初が英語で最後がウェールズ語)。このほかにもお祈りの言葉が数行。

紙を渡されるとき、深々とお辞儀をして「このたびは...」と口の中でもごもご言いそうになった私はやっぱり日本人。(…)

オルガン演奏のボリュームが上がり鐘が鳴り響くと、教会の後ろの扉から、棺を従えて牧師さんが入場。家族があとに続きます。全員起立。その後、聖書の中から言葉をいくつか唱えてからカードに詞のある(↑)賛美歌を歌い、牧師さんでも家族でもないどなたかが、神の言葉を数分語る。(結構棒読み。)
再び牧師さんに戻り、家族の言葉を朗読。
その後お祈りを唱和し、ウェールズ語の賛美歌を歌い、式終了。
現代曲が流れる中、棺が運び出され、家族がそれに続いて退場、でした。挨拶などは特になく、残念ながら声をかける機会もなし。所要時間は30分ほど。
教会の中に花などはなく、静かで質素でおごそか。

参列者退場の際、銀皿が用意されているので、そこに現金(裸のまま)やカードを置きたい人は任意で置いてよし。今回は、すべてがCancer Careの某団体に寄付されるとのことでした。
「埋葬(Interment)は家族のみで行われます」との但し書きがあり、家族以外は、別場所にリフレッシュメントが用意されているので任意でどうぞ…とのこと。
教会を先に出た家族はその後まっすぐ教会内の墓地に行ったのか姿は見えず、結局最後まで家族の声を聞くことはありませんでした。香典はもちろん記帳もないし、寄付も現金を銀盆に載せるだけなので、家族は誰が参列したのかわからないままなんだなぁ…と、最後にふと思ったりして。

宗派によっても教会によっても地域によっても家族によっても個人の遺志によっても、それぞれ違ってくるのでしょうが、とりあえず、私の体験したお葬式でした。

参考リンク >> Funerals
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-6 Comments

sarahoctavian says..."習慣の違い"
とはいえ・・・お葬式に限らずですが、現金を裸のまま渡す感覚に日本人としてすごく抵抗感ありますね。教会のお布施はともかく・・・。里帰りするとプチ袋が可愛くて何種類も買ってしまうのよね~。こちらにはお年玉ないとわかっていても。ちょっとした機会に現金を入れて手渡すのに利用してます。
あと、テレビの宝くじのCMや賞金付クイズ番組も鼻につく。札束を人の目の前に突きつけたりして、すごくいやです。
2008.11.28 15:10 | URL | #h2MoU1IQ [edit]
ぐめ says...""
世紀のミーハーの私は
結婚式は東京タワーの真下にある
ダイアナ妃が来日時に日曜礼拝にいらっしゃった
聖公会の教会でしました。

結婚式は最高だったけど
結婚生活は最低でした(爆)。

2回目は神道でやってみよう!
(間違った実験精神)
2008.11.28 22:12 | URL | #2QgyWGEk [edit]
gazz says...""
スコットランドの教会がイングランドと違うのは前回渡英の際に知りましたが
ウェールズもやはり違うのですね
北アイルランドも違うのかしら…

うちはカトリックですが
未だにカトリックのお葬式がよくわかりませんw
祖父母が去った時
両親もかなり困惑
けっきょく行ったことのあるお葬式は
たいてい仏教が多いですものね。。
2008.11.28 23:44 | URL | #- [edit]
みら says...""
> sarahoctavianさん
まーったく同感です!私もすごく抵抗があるんです。>現金のままの受け渡し
特にお稽古事なんかで、現金を手渡しで...なんて、私には考えられないことでいまだに慣れませんっ。
そうそう。札束っていうのもいやですね~。こちらにも多いです。
2008.11.30 09:25 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> ぐめたん
こうなったら宗教だけじゃなく、教会も宗派をいろいろ変えて、2回といわず、3回も4回も…(ますます違)。
そうかぁ、すごい立派なお式だったのね。でも思い出がないのとあるのとでは、やっぱりあるほうが人生楽しいよね。
うちはふたりとも形式嫌いなので、式なんてなかったわぁ~~。このぶんだと、お葬式もないかも。
2008.11.30 09:29 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> gazzさん
英国は4国ですもんね。それぞれ違いそうな気がします。そういえば、Church of Scotlandですね。
宗派の違いは、特にお葬式のときに強く現れますよね。難しいことも多いです。
カトリックとプロテスタントもまるで違うような気がします。
確かに一番なじみがあるのが仏教なんですが、でもお線香のあげかたも宗派によって違ったりして(うちの親戚の場合なんですが)、時々冷や汗です。
一番大切なのは、しきたりや形じゃなくて、故人と遺族への敬意なんですけどね。
2008.11.30 09:36 | URL | #mQop/nM. [edit]

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