スポンサーサイト

Posted by みら on  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

神はいるのかいないのか!? 広告対決

Posted by みら on   12  0



去年、ロンドン・バスの「無神論広告」が話題になりました。
スローガンは、これ(↓)。
stop-worrying-and-enjoy-your-life.jpg
「もしかしたら神はいないかも。だから心配しないで人生を楽しもうぜ!」


事の発端は、ガーディアン紙(Guardian)のオンライン・コラム、「Comment is free」。
放送作家でジャーナリストの28歳のアリアン・シェリーン(Ariane Sherine)嬢が書いた、このコラムがきっかけ。
>> Atheists – gimme five

ある日、仕事に向かう途中で、聖書の言葉の引用とそのサイト(>> Jesus said.org)のURLが入ったバス広告を2回も目にしたアリアンちゃん。
その広告の引用文が、

「When the son of man comes, will he find faith on the earth?」[Luke 18:8]
(「人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか?」[ルカによる福音書18章8節])

…と、疑問形だったため、「じゃあ、この広告のサイトに行けば答えに導かれるのか?」と、サイトを開いて読んでしまったのが、この文章(↓)。

信仰を守り抜くものは救われるが、信仰を捨てた裏切り者は、未来永劫、地獄で苦しみ続けることになる。
「Then he will say to those on his left, 'Get away from me, you who are accursed, into the eternal fire that has been prepared for the devil and his angels!」[Matthew 25: 41]
(「呪われた者ども、わたしから離れ去り、悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ」[マタイによる福音書25章41節])。


…というわけで、「いったいこの広告はなんなんだ!?? 無神論者は、永遠の苦しみを受ける…なんていうサイトに導かれるバス広告になんの意味があるんだ!?」と憤ったアリアンちゃん。
会社のボスの顔を見るだけでもうんざりなのに、その上に、「神」の存在を認めないと地獄行きですから!…なんていうバス広告なんて見たくないじゃないのよ!こうなったら、無神論者で寄付し合って、無神論広告出さない?バス広告は、2週間で£23,400(約310万円)だっていうし、4,680人の賛同者が出ればいけるかも!
広告法から見て、スローガンの中には、カールスバーグ(Carlsberg)の「Probably The Best Lager In The World」コピーでも使われている「Probably」を入れるのがベストっぽいから、これでいこう!

"There's Probably No God.
Now Stop Worrying And Enjoy Your Life"



と募ったら、あっという間に話題になり、さらには「英国ヒューマニスト協会(British Humanist Association)」や無神論推進派の科学者リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins)のサポートもついて、3ヶ月後には、予想を上回る規模での一大キャンペーンとなってしまったわけです。
>> All aboard the atheist bus campaign
>> The atheist bus campaign (Official Site)
>> Atheist Bus Campaign (Facebook)

この「無神論バス広告」展開後、キリスト教への冒涜であるとして、ASA(Advertising Standards Authority)(英国広告基準局)に寄せられた苦情は150件ほどだったそうですが、ASAはこれらを却下。「無神論広告」に問題性は認められない…という決定になったとのこと。(Probablyも良かったのか…笑)。

がっ、このまま引き下がらないのがクリスチャン派。
とうとう、反論広告の「神は絶対にいます!」広告が出てきたそうです。すごい。
>> Let there be adverts: Christians hit back at the atheist bus

AGod_1a.jpg


広告主は、「Christian Party」と「Trinitarian Bible Society」と「Russian Orthodox Church」。
彼らの「神はいます」キャンペーンは、月曜日から2週間にわたり、175台のバスにて実施予定だそうです。スローガンはこちら(↓)。

"There Definitely Is A God.
So Join The Christian Party And Enjoy Your Life."



クリスチャン派は、無神論広告を相手に、「神がいないというなら、その証拠を見せてみろ」と抗議していたそうで、この広告でも、「絶対に(Definitely)」とかなり強気。…で、無神論派から、「絶対にいるなら、その証拠を……」と、結局平行線の堂々巡り状態。

うううーーーーん。
こういうお金、もっと有効な何かに使えなかったんでしょうか?(疑問)
無神論広告のアリアンちゃんの論旨も、飛躍し過ぎだよ…と思って眺めてましたが、ま、信仰/無信仰の自由を表現するという点では、宗教色の薄いイギリスならではだな…と、いったん納得はしました。
しかし、ここまでいくと、なんだかアホらしい。

そんなわけで、今日ニュースを読みながら、ふと浮かんだ、みら的日本版を作ってみました(笑)。
8-million-gods-ver2.jpg
「八百万の神がおるねんでー。争わんと自分見つめれや!」


これ(↑)仕事の合間に遊びで作ったのですが(笑)、実はこんなことしなくても、ちゃんと「Bus slogan generator」ってサイトがあって、自分の好きなスローガンをバスに貼って遊べるようになっています。これも、無神論広告効果!?(笑)

(長文、失礼いたしました。)



関連記事

-12 Comments

fussyvet says...""
おもしろかったです。
イギリスで神の存在を否定すると、ものすごいキリスト教関係者からの反撃を受けるんですね。私は一応クリスチャンですが、日本で無神論の広告を出したとしても、キリスト教会は騒がないと思います。まあ、クリスチャン人口とか歴史とか、浸透度の違いですかね。私は日本のクリスチャンでよかったと思ってます。誰が何を信じるもOKです。
2009.02.06 12:20 | URL | #1qJCdU76 [edit]
chichi says...""
みらさんの広告、大変気に入りました。私も祖母の影響で、キリスト教の教会に行っていたことありますけど、キリスト教国(一応)に来てみて、実はみら版スローガン的なことを感じる事も多く(苦笑)。なんかすっきりしました!
2009.02.06 16:28 | URL | #T61DVtR6 [edit]
Piggy says...""
八百万の神を英語にすると神がたくさんいるイメージがどーんとくるので面白いですよね。
本当にみらさんのいう意味がわかるわかる(笑)
ごちゃごちゃ言わなくても日本にはこれだけいるんだけど・・・と。
2009.02.06 20:16 | URL | #- [edit]
日本カモシカ says...""
わはは~~~!!!
みらさんのバス広告、最高です。
朝から(ってもう昼近いけど)笑わせてもらいましたわ。
旦那にも見せよーっと(笑)。
2009.02.06 20:35 | URL | #AGleTvxg [edit]
あきこ says...""
八百万(やおよろずって入力すると、ちゃんと変換される!)の神って書くと、なんだかありがたみがあるけど、8 million Godsって書くと、なんだかありがたみがないような・・・wそんなにいるの?みたいな感じで、ちょっとニンマリしちゃいました~。
2009.02.07 00:42 | URL | #- [edit]
みら says...""
> fussyvetさん
唯一神を持つ国(欧米の多く)と、日本のようなPolytheismを信じる国での宗教や神への観念は、かなり違ってきますよね。そういう意味で、日本の中でのキリスト教は、こちらとは微妙な温度差があるのかもしれませんね。
それでもイギリスは、大陸と比べると、宗教色が薄いように感じるし、無神論者が多くなるのも頷ける気がします。ただ、そのせいなのか、クリスチャンの神へのこだわりは非常に強いようです。
息子の学校でも、「キリスト教を信じない子は、人の道から外れるんだ」と主張して、キリスト教以外の子を非難する子もいるんだそうで、そういう話を聞くと、暗澹とさせられます。
宗教は戦争をも引き起こすわけで、非常にセンシティヴなものでもありますよね。

2009.02.07 09:08 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> chichiさん
おお!ありがとうございます(笑)。
うんうん。教会が絡むと、純粋な神とか聖書とか教えの本質から離れていくことも多いようで、「え?」って思うこともありますよね。
ま、でも客観的に見ると、結局どの国も同じなのかなぁ…と、「Around the World in 80 Faiths」を見ながらふと思ったりして。

2009.02.07 09:42 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> Piggyさん
そうそう。「やおよろず」っていうのに普通に馴染んでいたのに、いきなり「8-million」に変換すると、ひぇ~って数ですよね。笑
あらゆる場所にいるもんねえ、神様。
もう少し寛大になろうよ…って気分にもなりますよね。キリスト教だけじゃないんだし、ね。ふふ。

2009.02.07 09:45 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> 日本カモシカさん
わはは!ありがとうございますっ。
もう、公共の場所を使って多額の費用かけて、こういう争いするのって、「え?」って思っちゃいましたよ。「神」は、こんなことを望んでないんじゃないのか?って気もするんだけどね。
週末、寒そうですね!凍っている道に気をつけてくださいね~。

2009.02.07 09:47 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> あきこさん
そうなの!そうなの!こればっかり(>八百万)は、英語に直・変換したらあかんなぁ…と、ふと思いましたよ。なんだか重みが違うもんね(笑)。

2009.02.07 09:49 | URL | #mQop/nM. [edit]
Zesulan says...""
みらさんのバス広告、日本語訳にはまりました!
このバスを初めてみたときの人々の顔が見てみたいです。
2009.02.08 10:49 | URL | #- [edit]
みら says...""
> Zesulanさん
わははっ。なんだか変な関西弁ですみません(汗)。
宗教で争うのは、その本質からまったく逸れていくようで、空しいですよね。(…と考えるのも、神道の世界にいるからでしょうかね。)

2009.02.09 08:33 | URL | #mQop/nM. [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://tempest.blog3.fc2.com/tb.php/2027-ea635c48
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。