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Posted by みら on  

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焼きフィデウア

Posted by みら on   10  0



パスタのパエリア、フィデウア(Fideua)は、そのあまりの手軽さと美味しさに、その後ヴァージョン違いを何度か作って楽しんでいるのですが(ツジメシ。さん、ありがとうございます。)今日は土曜日なので(←意味なし)、フィデウア焼き!

パスタは予めレンジで茹でておいて(5分)、(←レンジ用炊飯器?を、時々パスタやジャガイモ蒸しにも使っています。)小麦粉、卵、チーズ、お豆腐に、茹で汁ごと加えます。ここに、キャベツとバジルのざく切りを加えて、フライパンで両面焼くだけ。(フライパンの上で、生地の真ん中に卵を落として、お好み焼き風にしてみました。)

目先が変わって、なかなか美味でございました。
ごちそうさまでした。



- - - - -

今週目立った息子のちょっとした無責任な行動にカチンときて、小言が発展して感情的になりかけた私たち。
「自分には友人たちが一番で、それは親や家族や家の手伝いなどより、もっと大切なのだ」と食ってかかった息子に対し、いつもは傍観する側の夫が一言。

「自分だって十代の頃は、家や家族から逃れて自由を求めていた。が、少しbrutalな言い方をすれば、自分の人生にとどまるのは友人たちではなく、好むと好まざるとに関わらず、親なのだ。
議論は大切だし歓迎するが、自分の言うこと、行動、そしてその言葉や行動によって相手がどう感じるかということは、常に前もって考えておいたほうがいい。順番から言えば、先に死ぬのは親なのだから。
自分が父親を突然に亡くしたのは16歳のときだったけれど、そのときはそこで世界が終わったと思った。そしてそれまでの自分の(父親に対する)言動は、その後何年も自分に重く圧し掛かり苦悩することとなった。君にはそういう感情は味わってほしくない。」

こういう冷静な言葉というのは、母親の感情的な叱咤よりも効くもので、その後じっくりと考えたらしい息子。父子の見えない絆が深まったような気がした一瞬でした。
あぁ、私にはできないな…と、夫に敬意。

で、ふと、「ダンス・ダンス・ダンス」(村上春樹)の一節を思い出しました。
ディック・ノースが死んで、彼が生きているとき「自分がひどいことをしたような気がする」と落ち込んだユキに対して「僕」が言った言葉。

「後悔するくらいなら君ははじめからきちんと公平に彼に接しておくべきだったんだ。少なくとも公平になろうという努力くらいはするべきだったんだ。でも君はそうしなかった。だから君には後悔する資格はない。」
「言葉にならないものを大事にすればいいんだ。それが死者に対する礼儀だ。時間が経てばいろんなことがわかるよ。残るべきものは残るし、残らないものは残らない。」
(村上春樹 「ダンス・ダンス・ダンス」 第34)



私がこの本を読んだのは20代のはじめの頃で、この中のいくつかの言葉は、その後の私を救ってくれたりもしたのですが、生きている間に自分のもっとも大切な人たちに公平に接することがどれだけ難しいかというのは身をもって体験しています。まだまだだめだな。自分が死んでなお後悔しているような予感。(駄目じゃん)。

- - - - -

なんていうこと(↑)を、今朝のんびりと書いて保存してから、ニュースを見ていたら、ロクサナ・サベリ(Roxana Saberi)さん(31歳)が禁固8年の実刑を受けたという衝撃。
「スパイ罪」?「ワインを買った」?しかも、詳細の明かされない裁判は一日で終了。
イランと米国の2重国籍保持者で、しかもイラン側の不透明な告発ということで、釈放を求めてきたアメリカとオバマさんを試そうとしているとしか思えない実刑判決。今後の動向が非常に気になります。
ブッシュが壊したあとに、オバマさんの努力で、少し明かりが見えそうだった、米イラン関係なのにねえ。

…で、ロクサナさんは、父親がイラン人でアメリカ生まれの、美貌を併せ持った(ミス・ノース・ダコタでもあったのね)才女ですが、お母様は日本人のAkiko Saberiさん。つまり、日系米伊蘭人。
日本国籍は持っていないとはいえ、彼女の釈放(?)に関して、日本政府はこれからどう動くのかしら?というのも、少し気になるところです。日本での報道はどんな感じなのでしょう?

>> Iran hands American-Iranian journalist eight-year prison sentence for spying (Guardian)
>> Iran sentences U.S. journalist to 8 years (CNN)
>> Obama dismayed by Iran sentence (BBC)
>> Profile: Roxana Saberi (BBC)


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-10 Comments

あきこ says...""
感情的になると、ついつい言ってしまいますね。余計な最後のひと言。母と二人暮らし、喧嘩は絶えませんー(笑)でもなるべく、私は文句を言うところで黙るようにしています。母の前から去る、最後のひと言を言わないように。子供の頃からですね。なぜなら、母の最後のひと言で、今も心から消えないひと言が沢山あるから。母は私以上に、考える前に口に出すタイプなのでwでもなー、私も気づかないうちに、最後のひと言を言ってるのかなぁ。ご主人様の言葉、重いです。
仕事柄、人と接する機会は多いのですが、「公平に」ってのは本当に難しいですね。対面的・行動的には公平に見せかけてても、気持ちの上で公平でなければ、きっとそれが行動の端々にでてしまっているはずだから。んー、難しいな。いや、きっとシンプルで単純なことなんだろうなぁ。自分の価値観で推し量らないとか。自分の価値観を物差しにするから、イライラするんだし。でもなぁ、難しいですねw
ロクサナ・サベリさんの件。初めて聞きました(汗)海外ニュースも国内ニュースも、ニュースはチェックするようにしてるんですが。先週から風邪で、あまりニュースをまめにチェックしていないからかしら~。各新聞社などのネット記事も、すごく客観的に「日系」とか「母が日本人」と書いているだけで、それ以上に踏み込んだ内容にはなってないです。写真を拝見する限り、とても日本人らしい雰囲気の方ですね。
2009.04.19 08:49 | URL | #- [edit]
ツジメシ says...""
いやもう、これはフィデウアじゃないのでは…(笑)
でも美味しそうですね。

僕も、茹でたパスタが残った時に、
翌日、野菜や粉や玉子を加えて焼いたりします。

公平に接する、ということを、昔はとても大切にしていたことを思い出しました。
最近できてないと反省しきりです。
2009.04.19 20:23 | URL | #- [edit]
みら says...""
> あきこさん
確かにありますね。>最後のひと言
言わせないように去るのもまた気遣いですよね。あきこさん、大人だ。
私は(母との)喧嘩となると、もうお互いに「言ってはならない言葉」の応酬になったものですが、その後、突然に母を亡くしてから、あとは後悔しかないです。
いかんなぁ。もう過去はもとに戻らないんだから、それを教訓として、今後を変えなきゃならないんだけどな…と、わかってはいるものの、一度心に染み付いてしまった後悔の念っていうのは、拭っても拭ってもだめなのね。
難しいです。ほんと。

TVのニュースに写ったロクサナさんを見て、息子が真っ先に、「日本人だ!」と言ってたのね。それまで米イラン国籍としか知らなかった私も、お母様が日本人と(あとで)知って納得。
これ、非常に不可解な、(イランから)米国への切り札のような拘束、逮捕、実刑判決です。今後のアメリカとオバマさんの対応が気になるのですが、(イランとは核問題もあるし)、日系ということで、日本政府はどういう傍観姿勢をとるのだろう?と、ふと気になりました。

2009.04.20 00:47 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> ツジメシさん
あははは!確かにもう「フィデウア」じゃないですね(笑)。
お好み焼きの「うどん」じゃなくて「パスタ」版。実ははじめてやってみたのですが、結構いけるものですね。

公正さっていうのは、それをどちら側からとらえるか…っていうことにもかかっていて、自分では正しいと思っていることが、視点を変えたらまるで逆ってこともあるのが難しいですよね。
2009.04.20 00:51 | URL | #mQop/nM. [edit]
ミスク says...""
いつも愛読させていただいています。
ご主人様の言葉、
これは欧米系の言語でなければ
言えない言葉だなーと改めて感銘を受けてます。
こういうことを感じていたとしても、
日本語で言うことは不可能です。

といって日本語がよくないというのでなく、
アジア系の言語は、非言語で表現する部分が多いので、
韓ドラを見る度に、沈黙で語る部分が深く心に染み通ります。

日本語だったら「親が先に死ぬんだぞ。
後悔するかもしれないぞ。
お父さんは、昔自分の言った言葉をずっと後悔している」
とくらいしか言わないのでしょうね。
あとは行間で推し量る。
もどかしいですけれども・・・。

2009.04.20 18:58 | URL | #- [edit]
ぽめ says...""
うぅっ、私も正座してしょんぼりしながら聞かされたような気分になるご主人の言葉にぐーの音も出ません。感情的に酷いことばかり口走る私の母にも説教して頂けませんか?(おいっ)

こういう重い父親の言葉はずっと残って、時が経てば経つほどその意味と大切さが増すのだと思います。そして父をに対する尊敬の念も。私も親として人間修行しないとダメだな。

パスタでお好み焼き風、とってもおいしそうです。ライスパスタで作ってもおいしいと思うので、さっそく真似してみます。
2009.04.20 19:18 | URL | #MiKfgRIk [edit]
みら says...""
> ミスクさん
これはもう、ほんとに仰るとおりですね。
日本語と英語というのは、まったくもって質が違うもので(←良い悪いではなく)、説得や議論には、理路整然とした欧米語が適していることが多いと実感する日々です。

話言葉の場合、やはり日本語においては「沈黙の伝える重さ」が英語以上に多いような気がします。
…で、日本語を解するとはいえ、英独語環境で育った息子が、この「重さ」をどこまで理解しているのだろうか?っていうのを観察するのは興味深いところです。

バイリンガル/マルチリンガルって言葉は、今日日、簡単に使われてますが(含:自分)、言葉そのものでなく、語る側聞く側の精神性(行間)までを理解して使い分けているバイリンガル…というのは、非常に少ないのではないかと思います。
「ことば」っていうのは、語彙数や文法や知識だけではないんですよね。

いろいろ考えさせられました。貴重なコメント、ありがとうございます。

2009.04.20 19:51 | URL | #mQop/nM. [edit]
みら says...""
> ぽめしゃん
うちの夫は結構ずるい(笑)ところがあって、女性特有(私特有か…orz)の感情激論には、決して決して入り込まない(逃げる)ひとなのだけど、やはり息子に対しては違うポリシーがあるらしいでっす。
男同士、通じるものでもあるのか、私が愚痴愚痴言うことよりも、父親の一言のほうが効くっていうのが悔しいところでもあるのだけど(苦笑)、もうほんと、男の子、よくわからないので(涙)、任せてます。
私は猫の気持ちのほうがよくわかるような気がするよ(違)。

ライスパスタお好み焼き、美味しそう!!ぜひぜひっ。

2009.04.20 19:59 | URL | #mQop/nM. [edit]
mk says...""
おいしそう!
食べ物に反応しまくりです。
少し前のロールレタスも、画像だけ見て『いなり寿司』だと勘違いして発想の貧困さに一人含み笑いでした。

ちなみに村上春樹さんは『遠い太鼓』が好きです。
2009.04.23 20:22 | URL | #- [edit]
みら says...""
> mkさん
ありがとうございます。最近買い物が億劫で(orz)、残り物で美味しいものができるとやたらうれしい日々でございます。笑
私、ごはんに甘い味が苦手で、昔から「いなり寿司」にも抵抗があったのですが、でも甘さを控えれば美味しいんだろうな…と、日本に帰ったら、いなり寿司研究でもしようか…と思っておりますわ。(ここでは、油揚げが手に入らない。あうう。)

「遠い太鼓」もいいですね~。私も何度も読み直してます。いまは「夜のくもざる」ですが…(笑)。

2009.04.25 08:01 | URL | #mQop/nM. [edit]

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