Crumpet? Crempog? or Krumm?
Posted by みら on 8 0英国で、わが息子がこよなく愛したもの…といえば、「クランペット(Crumpet)」。
ぶつぶつと開いた穴が奇妙なイギリス名物ですが、このもちっとした食感は、やっぱり美味しい。バターをたっぷり塗って、時々食べたくなりますよね。
今日は、クランペットと同じサイズにまあるく焼いた目玉焼きを添えて。
ごちそうさまでした。
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ところで、この「クランペット(Crumpet)」という言葉。
語源は、「曲がった」とか「くるっとカールした」…という、パンケーキ(等)をフランパンで焼くときに、カール・アップする様子を表現したものが源らしいとされています。(その意味で、ドイツ語の「クルム(Krumm)」(=曲がった)が語源という説もあるようです。)
…で、それはいいのだけれど、スラングとして「クランペット」が使われる場合、これは「性的に非常に魅力的な女性」のことを指します。
「A bit of crumpet」とか「A piece of crumpet」…とかね。
なんでかなぁ?と思ったら、寒い冬の日など、暖炉の前で家族や友人たちとともに、トースト仕立てのクランペットを頬張る幸福感というのは、旧き良き思い出のオールド・イングランド…という感じで、これが、非常に(性的に)魅力的な女性のように「テイスティ~」だからなんだそうです。
ふううううん。
>> CRUMPET (World Wide Words)
…で、語呂がいいからと、つい「クランペット・トランペット」…なんて使ってしまうと、これは男性器を表すスラングになりますので、要注意です。
この「Tasty」さからは、ずずずーっとずれますが、お菓子の「タルト(Tart)=英語ではタート」。
これも、女性へのスラングとして使われる場合は、「あばずれ」と変化しちゃいますので、ご注意を。ターティー(Tarty)とかね。
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